各ポジションに求められるスキルや役割は異なりますが、一般的に上手い順に並べると以下のようになります。
野球のポジションについては色んな意見がありますが、今回はどのポジションが最も重要なのかについて考察します。
全てのポジションが必要であることは当たり前ですが、難易度や守備における重要度には”差”があります。以下、ランキング形式で紹介していきます。
野球のポジションを上手い順ランキング
- ピッチャー
一般的に、ピッチャーは勝敗の7割を占めると言われており、ピッチャーがゲームを制したり、序盤で大量得点を許してゲームを壊したりする話をよく聞きます。
これは、ピッチャーが非常に重要なポジションであることを示しています。
ピッチャーには、ボール、自己管理、試合のコントロールなどのスキルが必要です。これらをどれだけ習得し、使いこなせるかが、ピッチャーの実力を決定する要素となります。
- キャッチャー
キャッチャーは、野球の全ポジションを見渡せる司令塔と言われ、野球を知り尽くし、冷静な判断を持っていることが求められます。
反対を向いた状態でプレーするため、全体を俯瞰し、試合展開を読み取ることができます。そのため、野球場を指して「扇」と呼ぶこともあります。
キャッチャーは、ピッチャーをリードし、試合を有利に展開するための戦略や、各ポジションへの指示出しなどの役割を持ちます。野球に詳しく、高度なポジションと言えます。
- セカンド
セカンドは、細かい動きが多く、状況に応じたサインプレーができることが適正とされます。
通常の打球処理に加え、細かいサインプレーによって走者をアウトにすることも役割のひとつであり、高度な技術が求められます。
また、運動量も多く負担が大きいため、機敏な動きが求められます。
- ショート
ショートは、野球の守備において非常に重要なポジションの一つです。守備範囲が広く、状況に応じた判断力、中継ぎとしての捕球力、確実にアウトを取るための送球力や肩の強さなど、複合的な力が求められます。
そのため、ショートは野球において上位のポジションとされています。また、柔軟な動きで強固な守備を構築することができるため、得点を防ぐ上でも非常に重要なポジションです。
- センター
センターは、外野の左右を挟んだ中央部分を守備するポジションであり、本塁と二塁を結んだ延長線上が守備範囲の中心となります。
センターの最も重要な役割は、センターへの打球を処理することです。他の外野手と同じように聞こえますが、ライトやレフトはファウルゾーンが隣接しているため、守備範囲が限定的になります。
一方で、センターはファウルゾーンに面していないため、広範囲な守備が求められます。
- サード
サードは、野球におけるポジションの一つであり、ホットコーナーと呼ばれています。右打者が引っ張った強い打球が飛んでくることが多いポジションです。
サードの守備範囲は狭いため、強い打球を怖がらず、体に当ててでも球を止めることが必要です。
さらに、ファーストベースまでの距離が遠く、肩の強さも求められます。したがって、サードには「強い打球を怖がらない」という気持ちと、肩の強さが必要となるでしょう。
- ファースト
ファーストベースは内野の中でもっとも守備的なポジションのひとつです。一塁手は、内野の中でもっとも攻撃に参加する機会が少ないため、打撃に優れた選手が起用されることが多いです。
- ライト
外野手のライトフィールドは、センターフィールドに比べて守備範囲は狭くなりますが、正確な送球が求められます。また、打者としても起用されることが多いため、両面での活躍が期待されます。
- レフト
外野手の中でもっとも攻撃的なポジションがレフトフィールドです。大きな守備範囲を持ち、バントや内野安打を狙う打者に対応する必要があります。また、強肩が求められるポジションでもあります。
※以上が、一般的な野球のポジションの上手い順になります。ただし、個々の選手によって特性が異なるため、この順番がすべてを表すものではありません。
野球のポジション名と守備番号
野球には、守備の9つのポジションがあります。
それぞれのポジションには、対応する守備番号が割り当てられています。
| 守備番号 | ポジション名（日本語名） |
|---|---|
| 1 | ピッチャー（投手） |
| 2 | キャッチャー（捕手） |
| 3 | ファースト（一塁手） |
| 4 | セカンド（二塁手） |
| 5 | サード（三塁手） |
| 6 | ショート（遊撃手） |
| 7 | レフト（左翼手） |
| 8 | センター（中堅手） |
| 9 | ライト（右翼手） |
まとめ
野球の守備位置ごとの重要度について考察しました。どのポジションもその重要性や役割があり、チームの勝敗に大きく影響します。