野球における三振はその魅力の一部であり、次々と三振を奪っていく投手の姿は、まるで漫画の世界にいるかのようです。

歴史あるプロ野球界では、数々の印象的な三振の記録が誕生していますが、一体どれだけの連続奪三振が最高記録となっているのでしょうか?

また、最長イニングでの奪三振記録も興味深いポイントです。

今回の話題は、プロ野球における連続奪三振の最高記録がいくつであり、さらに最長イニングの記録・歴代通算奪三振記録もどのくらいなのかを調べていきます。

プロ野球で最多連続三振記録

プロ野球における最多連続奪三振記録は、2022年4月10日にロッテの佐々木朗希投手がオリックス戦で達成した「13」です。

この記録は、64年前の最多記録「9」を大幅に更新するものでした。

最速164kmの直球とフォークボールを駆使し、1回2アウトから5回2アウトまで13人の打者から三振を奪う見事なパフォーマンスを披露し、さらに完全試合も達成しました。

筆者自身もテレビでその試合を観ていましたが、打者がバットに当てられないような圧倒的な投球でした。

ちなみに、メジャーリーグの最多連続奪三振記録は、1970年のトム・シーバー(メッツ)

2021年のアーロン・ノラ(フィリーズ)とコービン・バーンズ(ブルワーズ)の「10」が最高であり、佐々木朗希投手の13連続奪三振は世界最高記録と言えます。

プロ野球の連続奪三振記録ランキングは以下のようになっています。

連続奪三振数 選手名 チーム 備考
13 2022年 佐々木朗希 ロッテ
9 1957年 梶本隆夫 阪急
9 1958年 土橋正幸 東映
8 1960年 鈴木隆 大洋
8 1962年 尾崎幸雄 東映
8 1990年 塩崎哲也 西武
8 1996年 西口文也 西武
9 1971年 江夏豊 阪神 オールスターゲーム第1戦
8 1984年 江川卓 巨人 オールスターゲーム第3戦

プロ野球で最長イニングにおける連続奪三振記録は?

2015年にソフトバンクのデニス・サファテ投手が作った、43イニング連続で三振を取る最長記録があります。

日本人投手では、ロッテの佐々木朗希投手が最高で、彼は36イニング連続で三振を取りました。

これらの記録は、プロ野球で最も長いイニングの連続三振記録として知られています。

連続奪三振イニング最長 選手名 年度
43 デニス・サファテ(ソフトバンク) 2015年
36 佐々木朗希(ロッテ) 2021~2022年(※シーズン跨ぎ)
35 ライデル・マルティネス(中日) 2020~2021年(※シーズン跨ぎ)
28 張誌家(西武) 2002年
25 山本由伸(オリックス) 2020年
23 木田勇(日本ハム) 1980年
23 種市篤暉(ロッテ) 2019年

1試合での奪三振記録

順位 奪三振数 選手名 球団 年月日
1 19 野田浩司 オリックス 1995.04.21
1 19 佐々木郎希 ロッテ 2022.04.10
3 18 田中将大 楽天 2011.08.27
4 17 足立光宏 阪急 1962.05.24
4 17 野茂英雄 近鉄 1990.04.29
4 17 野田浩司 オリックス 1994.08.12
ポイント

今後の佐々木郎希投手の活躍に期待ですね!!

【歴代】通算奪三振記録ランキング10

順位 投手 奪三振 実働期間 投球回
1 金田 正一 4490 (1950-1969) 5526.2
2 米田 哲也 3388 (1956-1977) 5130
3 小山 正明 3159 (1953-1973) 4899
4 鈴木 啓示 3061 (1966-1985) 4600.1
5 江夏 豊 2987 (1967-1984) 3196
6 梶本 隆夫 2945 (1954-1973) 4208
7 工藤 公康 2859 (1982-2010) 3336.2
8 稲尾 和久 2574 (1956-1969) 3599
9 三浦 大輔 2481 (1992-2016) 3276
10 村田 兆治 2363 (1968-1990) 3331.1