2019年まで、野球のスパイクの色と言ったら「黒色」が当たり前でしたが、近年「甲子園」など見てるとスパイクが「白色」の選手ばかりになっていますね!なぜスパイクが白色になったのかその理由を解説します。

高校野球で白スパイク採用の背景

熱中症予防のために白スパイクの使用が許可される

熱中症を防ぐ目的で、白いスパイクの導入が認められました。

厳しい夏の暑さに対処するため、「暑さを少しでも緩和できるように」という考えからです。

ミズノ社によると、気温32度の炎天下では黒スパイクに比べ、白スパイクは内部温度で10度、表面温度で20度低い実験結果が得られたという。

引用:サンスポ

白スパイク使用した選手の感想

「独自大会から使用しています。黒スパイクより熱くなりにくいので使いやすいです。軽くて動きやすい感じがします」(創成館/二日一涼介)

 練習時から白のスパイクを使用していた帯広農・前田愛都はこう言う。

「熱さが全然違います。黒スパイクは熱すぎて、攻撃中のベンチでときどき脱いでいました。白にしてからはしなくなりました。白スパイク、いいです」

引用:株式会社集英社

やはり、白スパイクは特に夏だと暑さが違うそうですね!

熱中症対策にもなるので今後は白のスパイクが主流になりそうですね!

白スパイクのメリット・デメリット

メリット

・白スパイクは内部温度で10度、表面温度で20度低いから夏の熱中症対策になる。

・見た目が大人っぽく見える

・新鮮でかっこいい

デメリット

・白なので汚れが目立つ

・手入れが大変

・見慣れないので違和感(ダサく見える)

※熱中症対策に効果がありそうなので汚れや手入れが大変なのはしょうがないですね。

高校野球では規則で黒スパイクが指定されていた?

2019年以前、高校野球の世界では黒いスパイクがほとんどでした。それは、実際に高校野球の規則で黒いスパイクが指定されていたため、選ぶことができるスパイクは黒いものだけでした。

その理由については、いくつかの説があります。

・野球が伝わった当初は黒いスパイクが一般的だった ・当時は染色技術が限られており、黒いスパイクしか作れなかった

これらは一見、納得のいく理由に思えますが、現代においても黒いスパイクのみが許される根拠とはなっていません。

結局、派手すぎず伝統を重んじる観点から、形式的に黒いスパイクが選ばれていたと考えられます。

現在では、黒いスパイクに慣れ親しんでいるため、高校野球のユニフォームとの色合いの調和を考慮すると黒いスパイクが適切に思われます。

しかし、最も重要なのは、実際にプレーしている高校生たちの意見や、白いスパイクの機能性が高い場合、それが選択されるべきであるということです。