プロ野球日本一

プロ野球日本一になったことないチームはある?

1936年に日本プロ野球が誕生してからまだ、一度も日本一になったことがないプロ野球球団はあるのでしょうか??


答えは。。。現存する球団はすべて少なくとも一度は日本一の座に輝いています。

すべての球団が過去に一度は日本一になっており、一度も達成できなかった球団は、すべて消滅しています。

例えば、最も長い間存在していた近鉄は、1950年から2004年までの55年間でリーグ優勝は3回果たしましたが、日本シリーズ制覇はなく、オリックスと合併して消滅しました。

ただし、横浜ベイスターズは日本一になっていますが、親会社がDeNAに変わり横浜DeNAベイスターズになった際に別の球団として扱う場合は、この例外に該当します。

また、2004年に新たに参入した東北楽天ゴールデンイーグルスも、2013年に優勝を果たしています。

興味深い事実として、巨人は2000年以降二度の3連覇を達成し、そのうちの一度は日本一になっています。しかし、広島はリーグ3連覇を達成しながらも、日本一に輝くことはありませんでした。

プロ野球日本一から最も遠ざかってるチームは?

下記の表を見てもらうとわかりますが、日本一から最も遠いのは広島カープです。表を確認すると、21世紀に入ってから広島カープの他にも横浜ベイスターズと阪神タイガースは、日本一になっていません。

実際、広島カープと横浜ベイスターズは21世紀になってからリーグ優勝も達成しておらず、そのため日本一も難しい状況です。セントラルリーグでは半分のチームが21世紀にリーグ優勝を果たしていないという事実も気になります。

一方で、パシフィックリーグではオリックス・バファローズを除く5球団が21世紀に入って日本一に輝いています。

オリックス・バファローズは1996年以降リーグ優勝を果たしていなかったので、その状況もやむを得ないと言えます。

(2021年にオリックスバファローズは25年ぶりのリーグ優勝を達成しました!)

(大阪近鉄バファローズは、2004年の球団再編で消滅しましたが、彼らも日本一になることはありませんでした。)

2022年にオリックス・バファローズが日本一に輝くことで、パシフィックリーグの全球団が21世紀に日本一を経験することになりました。

交流戦が始まって以降、パシフィックリーグの強さが話題になっていますが、最近の日本一のデータを調べてみると、パシフィックリーグが優勢であることが示されています。

リーグ チーム名 最後の日本一年
セントラルリーグ 東京ヤクルトスワローズ 2021
読売ジャイアンツ 2012
中日ドラゴンズ 2007
横浜DeNAベイスターズ 1998
阪神タイガース 1985
広島東洋カープ 1984
パシフィックリーグ オリックスバファローズ 2022
福岡ソフトバンクホークス 2020
北海道日本ハムファイターズ 2016
東北楽天ゴールデンイーグルス 2013
千葉ロッテマリーンズ 2010
埼玉西武ライオンズ 2008

プロ野球日本一になった回数ランキング

順位 優勝回数 チーム名
1位 22回 巨人
2位 13回 西武
3位 11回 ソフトバンク
4位 6回 ヤクルト
オリックス
6位 4回 ロッテ
7位 3回 日本ハム
広島
9位 2回 中日
DeNA
11位 1回 阪神
楽天

最も日本一の経験回数が多いのは、セントラルリーグで最多優勝を持つ巨人の22回です。次に多いのは、パシフィックリーグで最多優勝の西武ライオンズで13回です。この2球団はプロ野球界を牽引してきたと言っても過言ではないでしょう。

3位はソフトバンクホークスで11回の日本一経験があります。特に2011年から2020年の間に7度の日本一に輝いており、その時代を築いています。

4位には、2022年に26年ぶりの日本一を達成したオリックス・バファローズと、2021年に20年ぶりに日本一になった東京ヤクルトスワローズが6回で並んでいます。

6位には、4回の日本一経験を持つ千葉ロッテマリーンズがランクインしています。ロッテの最後の日本一は2010年で、西村徳文監督時代に史上最大の下剋上と言われる3位からの逆転劇がありました。

7位には、北海道日本ハムファイターズと広島東洋カープが3回ずつで並んでいます。日本ハムは2016年に大谷翔平選手が所属していたころに日本一になりましたが、広島は1984年に古葉竹識監督が率いたチームが最後の日本一です。

9位には中日ドラゴンズと横浜DeNAベイスターズが2回ずつ、11位には阪神タイガースと東北楽天ゴールデンイーグルスが1回ずつ日本一になっています。

歴史が長い阪神ですが、驚くことに日本一になったのはたった1度だけです。