甲子園のウグイス嬢は誰が担当してる?
高校野球で甲子園のウグイス嬢は野球部のマネージャーがやっていると思っている人は結構多く言いますが、実際は「阪神電鉄甲子園事業部の運営担当(放送)」の人がウグイス嬢をしています。
野球部のマネージャーか高校野球専属のウグイス嬢がいるわけではなく甲子園球場の職員の人が担当しています。
甲子園でのウグイス嬢の役割
甲子園は、高校野球の大会である全国高等学校野球選手権大会や、春の選抜高等学校野球大会が開催されることで知られています。そんな甲子園でのウグイス嬢の役割についてわかりやすく説明していきましょう。
ウグイス嬢は、試合の雰囲気作りやアナウンスを担当しています。具体的には以下のような役割があります。
試合進行のアナウンス
ウグイス嬢は、試合の開始や終了、選手交代などの情報を観客に伝える役割があります。これにより、試合の進行がスムーズに行われることが期待されています。
スコアボード操作
試合中、得点やアウト数などの情報を表示するスコアボードの操作もウグイス嬢の役割の一つです。観客に試合の状況を正確に伝えるためには、スコアボードの操作が重要になります。
選手の紹介
ウグイス嬢は、試合前に選手たちを紹介する役割も担っています。選手の名前やポジション、背番号などをアナウンスすることで、観客に選手たちのことを知ってもらい、応援の対象となることが期待されます。
情報伝達
試合中に天候や交通情報など、観客に伝えるべき重要な情報がある場合、ウグイス嬢がアナウンスします。これにより、観客は安全に試合を楽しむことができるでしょう。
ウグイス嬢の役割は、試合をより魅力的で楽しいものにするために欠かせない存在です。甲子園での試合を観る際には、ウグイス嬢の活躍にもぜひ注目してください。
甲子園のウグイス嬢が選手名に君付けする理由は?
高校野球の試合で、ウグイス嬢が選手名をアナウンスする際に「君」を付けて呼ぶことがあります。では、なぜウグイス嬢は選手名に「君」を付けるのでしょうか?その理由を説明していきましょう。
・高校生らしさを演出するため
高校野球の選手たちは、まだ若い高校生です。そのため、ウグイス嬢が「君」を付けて選手名を呼ぶことで、選手たちの高校生らしさや、若さを演出することができます。
これにより、観客は選手たちの頑張りや成長を応援したくなる気持ちが高まるでしょう。
・選手個々の個性を引き立てるため
選手名に「君」を付けることで、選手一人ひとりの個性が引き立ちます。
例えば、「山田君」や「佐藤君」と呼ぶことで、選手たちが個々の存在として認識されやすくなり、応援する対象として観客に印象づけることができます。
・チーム内での絆を感じさせるため
ウグイス嬢が選手名に「君」を付けて呼ぶことで、チーム内の絆や仲間意識を感じさせることができます。
選手たちがお互いを大切に思い、助け合って試合に臨む姿を観客に伝えることで、チームの魅力や団結力が伝わります。
高校野球で甲子園のウグイス嬢が選手名を君付けすることが一般的になっています。
君付けによって、選手たちと観客との距離感が縮まり、試合をより楽しむことができるでしょう。
また、選手たちの若さや高校生らしさが強調されることで、観客は選手たちの成長を見守る喜びや感動を味わうことができます。
さらに、君付けは選手たちにもプレッシャーを軽減する効果があるとされています。観客に親しみやすく呼ばれることで、選手たちはリラックスし、自分たちの力を発揮しやすくなるでしょう。
このように、ウグイス嬢が選手名を君付けすることは、試合の魅力を引き出すだけでなく、選手たちの心理面にも良い影響を与えると言われています。
甲子園球場のウグイス嬢になる方法
甲子園高校野球のウグイス嬢になるためには、長くて困難な道のりが待っています。
阪神電鉄甲子園事業部の運営担当(放送)に採用された後、場外放送を始め、テレホンサービスの録音や場内一般アナウンスなどを経験し、大学野球やタイガースの二軍戦などで実績を積んでウグイス嬢デビューを果たします。
なお、プロ一軍野球のアナウンスはさらなる先の仕事となります。デビューまで数年を要するこの職業は、高校野球を含む野球好きな人にとっては夢の仕事と言えるでしょう。
甲⼦園ウグイス嬢の募集や採⽤情報
甲子園ウグイス嬢になるためには、阪神電鉄甲子園事業部の運営担当(放送)に採用される必要がありますが、欠員が出ない限り募集は行われません。一般的な求人情報源には掲載されないため、採用枠は非常に厳しいものとなっています。
現役ウグイス嬢の中には、大学の放送部でアナウンス講習を受けていた時に先生から情報を得て応募した方もいらっしゃいます。タイミングよくこの仕事に出会えるのは奇跡的なことですね。
他にウグイス嬢をしている方の中には、アナウンサーやラジオ局などへも応募していた方もおり、100社ほど応募した方もいます。まさに憧れの職業であり、夢の仕事と言えます。